ガドリニウムによる動脈瘤壁全周性造影は脳動脈瘤の増大または破裂の強いリスク因子である:中国83施設1,351例の前向き研究

公開日:

2025年11月10日  

最終更新日:

2026年1月1日

【背景】

未破裂脳動脈瘤は年間0.6-2%が破裂すると報告されており,年齢,動脈瘤径,局在が主要な破裂リスク因子として挙げられている(文献1-5).近年,これらの因子以外に,動脈瘤壁の性状や造影効果などの血管壁イメージングを基にした破裂予測も報告されるようになっている(文献6-8).しかし,動脈瘤壁の造影効果に関するこれまでの報告の多くは横断研究で症例数も充分ではない.
本研究は,過去8年間に中国83施設で実施された3件の前向きコホート研究参加の症例1,351例(1,416個)を対象に,初診時の3テスラMRIでの動脈瘤壁造影効果が,追跡期間中の動脈瘤の不安定化(増大または破裂)の予測因子となり得るかを検討したものである.