未破裂脳動脈瘤の破裂予測にPHASESとELAPSSは有用:10年目以降は破裂しない:ウィーン大学の40年間661例の解析結果から

公開日:

2025年11月12日  

最終更新日:

2026年1月1日

【背景】

未破裂脳動脈瘤の破裂リスクの正確な予測は未だに困難である.ウィーン大学脳外科は,1984年から2020年にかけて,保存的に管理された未破裂脳動脈瘤767個を有する661例を解析し,破裂率とリスク因子を求めた.対象患者にくも膜下出血の既往はなかった.
経過観察期間中央値は4.1年(0-33.7年)であった.42%の患者において観察期間は5年以上であった.68%の患者は2009年以降が初診であった.保存的観察が選択された理由は患者の希望(40%),年齢(30%),合併症(28%)であった.
保存的観察期間中,23例(3.5%,23/661)が破裂し,年間破裂率は0.6%であった.