てんかんを初発症状とするグリオーマの特徴とシナプス関連遺伝子の発現増強

公開日:

2026年5月26日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

てんかん性活動はグリオーマの病期全体を通じて高頻度に認められるが,神経細胞の過剰興奮性の基盤となる生物学的機序は十分に解明されていない.テキサス州ベイラー医科大学脳外科のチームは363例のグリオーマ(IDH野生型膠芽腫190例,IDH変異型星細胞腫113例,IDH変異型乏突起膠細胞腫60例)を用いて,初発症状としてのけいれん発作(けいれん発症)の頻度を評価した.また,けいれん発症の生物学的背景を探るために,バルクRNAシーケンス解析を行った.
けいれんを初発症状としたのは,IDH野生型膠芽腫では30.5%であり,IDH変異型星細胞腫の56.6%,IDH変異型乏突起膠細胞腫の66.7%と比して有意に低かった(p <.001).