成人成長ホルモン欠損症(AGHD)患者における合併症の頻度とリスク因子:日本の医療保険請求データベース(MVD)から

公開日:

2025年4月23日  

最終更新日:

2026年2月20日

【背景】

成人成長ホルモン欠損症(AGHD)は,脂質代謝異常症,糖尿病,高血圧,骨粗鬆症,脂肪肝などの有病率を高め,主として心疾患によって死亡率が高くなることが報告されているが(文献1-5),過去に人口レベルでの研究はない.
神戸大学のFukuokaらは,本邦の医療保険請求データベース(MVD)からICD-10コードを基にAGHD患者を抽出し,AGHDに関連する合併症の頻度を求めて一般人口と比較した.
2008年から2022年までに登録されていたAGHD患者は8,809名(女性57%)で,初診時年齢は平均56歳であった.
717名(8.1%)のみが,成長ホルモン補充療法(GHRT)を受けていた.