ユビキチンC末端水解酵素L1(UCH-L1)血中濃度はくも膜下出血患者の予後推定に有用:聖心カトリック大学病院(ローマ)の102例

公開日:

2025年10月6日  

最終更新日:

2026年1月1日

【背景】

ユビキチンC末端水解酵素L1(UCH-L1)は神経細胞の細胞質に高濃度に存在し,近年,神経損傷バイオマーカーとして注目されている.ローマの聖心カトリック大学脳外科は,UCH-L1血清中濃度が,くも膜下出血患者における遅発性脳虚血(DCI)と機能予後の予測因子となり得るかどうかを,前向き観察研究で検討した.
対象は2022年1月から2年半で治療したくも膜下出血患者102例(動脈瘤有りが80%,平均年齢59歳,女性62%)で,くも膜下出血発症後の24時間,72時間,7日目のUCH-L1の血清中濃度を測定した.UCH-L1はAbbott自動分析装置を用いて,化学発光マイクロ粒子免疫測定法(CMIA)で測定した.