同じWHOグレードでも,孤立性線維性腫瘍(SFT)の予後は髄膜腫よりも不良:上海医科大学華山病院の187例

公開日:

2026年2月9日  

最終更新日:

2026年2月20日

【背景】

頭蓋内の孤立性線維性腫瘍(SFT)は,髄膜腫に類似した局在や発育を示す稀な腫瘍であるが,その希少さ故に,長期予後に関しては十分明らかになっていない.上海医科大学華山病院脳外科は,2013年から2021年にかけて同施設で摘出術を行ったSFT 187例(男性106例,平均年齢46.6歳)と473例の髄膜腫の予後を比較した.髄膜腫群からは傾向スコアマッチング法でSFTと同数の187例(男性95例,平均49.2歳)を抽出した.SFTのWHOグレードは,1:32.6%,2:50.8%,3:16.6%,髄膜腫のWHOグレードは,1:33.7%,2:47.1%,3:19.2%とその頻度を近似させた.