島回を含むIDH変異低悪性度グリオーマに対する覚醒下経弁蓋手術の成績:モンペリエ大学Duffauの253例

公開日:

2025年11月11日  

最終更新日:

2026年1月1日

【背景】

低悪性度グリオーマ(LGG)において,覚醒下手術と術中機能マッピングを組み合わせることで,神経障害を最小限に抑えながら摘出率を上げることが可能である.しかし,島回LGG切除における覚醒下手術の役割については未だ議論の余地がある.モンペリエ大学のDuffau Hは,2002年以降に経弁蓋経由で覚醒下手術を行ったWHOグレード2の島回LGGの連続253例(平均年齢37.5歳)を解析して,この手技の有効性を検討した.術前にてんかんを有していた患者は214例(84.5%)であり,そのうち55例(21.7%)は難治性てんかんであった.術前平均腫瘍体積は70.1 cm³であった.病理診断は星細胞腫65.6%,乏突起膠腫34.4%であった.