腫瘍コントロールと顔面神経機能を温存し得るガンマナイフ前の前庭神経鞘腫のサイズ閾値はいくらか:Mayoクリニックの749例

公開日:

2026年2月9日  

最終更新日:

2026年2月20日

【背景】

MRIへのアクセスの向上などによって前庭神経鞘腫の有病率は増加しており,現在では70歳以上の500人に1人を超えると推定されている(文献1,2).この中で,腫瘍が小型であったり,症状が無いか軽微なために,直ぐにガンマナイフなどの定位手術的照射(SRS)や摘出手術を行わずに経過観察となるものは多い(文献3).
では,腫瘍がどのくらいの大きさであったらSRSを行うべきなのか.Mayoクリニック耳鼻科は,2000年から2022年までにSRSを受けた孤発性前庭神経鞘腫患者749例の後方視的解析を行いこの問題を検討した.対象症例のうち25%は腫瘍が内耳道内に限局しており,75%は小脳橋角槽に進展していた.