脳動静脈奇形に対するガンマナイフ後の放射線誘発脳腫瘍の発生リスク:日本国内18施設4,376例の長期追跡の結果から

公開日:

2026年4月9日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

ガンマナイフによる定位手術的照射は脳動静脈奇形(bAVM)に対する治療方法の一つとして確立されているが,放射線照射による脳腫瘍発生のリスクは不明確である.
日本国内18ヵ所のガンマナイフセンターからなる研究チームは,1990年から2019年にbAVMに対してガンマナイフ治療が行われた6,263例から,フォローアップ期間3年未満の1,842例,以前の放射線治療歴がある44例,遺伝的素因がある1例を除いた4,376例を対象にこの問題を検討した.患者年齢中央値は34歳.ガンマナイフ前の治療としては,塞栓術単独が649例(14.8%),顕微鏡下手術単独が365例(8.3%),両者併用が99例(2.3%)であった.