未破裂動脈瘤治療後のDWI高信号病変の意義:ヘルシンキ大学の169例

公開日:

2026年5月25日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

未破裂動脈瘤に対する治療の安全性に関する検討で一般に用いられているmRSスコアは術後合併症の検出感度に限界がある可能性がある.
本稿は,ヘルシンキ大学で前向き登録された未破裂動脈瘤治療症例の中から2022年12月から2024年8月に治療が実施された169例(血管内治療120例,外科手術49例)を対象に,治療後のDWI-MRIにおける高信号の意義を検討したものである.
治療後3ヵ月後の時点で,98%の患者はmRS 0-1であった.mRS悪化は6%,新規神経学的症状は4%に認められた.全体として,治療前に就労していた患者の97%が3ヵ月以内に復職した.
治療後の新規DWI病変の発生率は63%であり,治療群間に差は認めなかった.