ラトケ嚢胞におけるKRT8など6個の分子マーカー発現と臨床像の関係

公開日:

2026年5月6日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

近年,Brinkmeierらは下垂体特異的Isl-1(ISL LIM homeobox 1)ノックアウトマウスの研究を通して,ラトケ嚢(pouch)の形成にISLが必須であること,またISLノックアウトはヒトのラトケ嚢胞に類似した嚢胞の形成をもたらすことを明らかにした(文献1).さらに,このラトケ嚢胞に類似した嚢胞は,6個の分子マーカー(KRT8,TUBA1A,SOX2,SOX9,FOXA1,FOXJ1)を高発現することが明らかになった.
神戸大学などのチームは,手術で摘出されたラトケ嚢胞108例を対象に,これら6個の分子マーカーの発現と臨床像,画像所見,病理像の関係を解析した.