クッシング病患者における神経精神疾患のリスクと摘出手術の影響

公開日:

2026年5月6日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

クッシング病(CD)患者ではしばしば神経精神症状が観察されるが,その有病率や摘出手術が神経精神症状に与える影響については詳細ではない.本稿は電子カルテを基盤とした国際的な医療データネットワークTriNetXを用い,144のヘルスケア組織から得られたCD患者(N =4,390)における神経精神疾患の有病率を,非CD患者(N =6,445,925)および非機能性下垂体腺腫患者(N =111,878)と比較したものである.またCD患者のうち,腺腫の外科的切除を受けた患者と受けていない患者において,神経精神疾患の有病率を比較した.
すべての比較において,人口統計学的背景に基づく1:1の傾向スコアマッチングを用いた.