80歳以上の高齢者の本態性振戦に対するMRガイド下集束超音波視床VIM核破壊術:5施設129例

公開日:

2026年5月25日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

本態性振戦は上肢のみならず,頭部や声も冒される重篤な障害である(文献1).有病率は一般人口では0.3%と推測されるが加齢とともに増加し,80歳以上では2.9%に達する(文献2).MRガイド下収束超音波治療(MRgHIFU)は本態性振戦に対する低侵襲的な治療として普及しつつあるが(文献3-6),80歳以上の高齢者に対する本治療法の意義は十分に判ってはいない.本研究は米国の4施設とイスラエルの1施設で,視床VIM核に対してMRgHIFUが実施された80歳以上の129例(平均年齢84歳)の後方視的解析である.治療側は左側が109例(84%),右側が20例(16%)であった.追跡期間中央値は7.1ヵ月.