前庭神経鞘腫に対するアップフロント・ガンマナイフは実用聴力温存に有利か:カロリンスカ大学

公開日:

2026年6月11日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

先行して結果が発表されたノルウェイのRCT(V-REX研究)では,比較的小型の前庭神経鞘腫に対して,先ずは経過観察して腫瘍増大の際に定位手術的照射(SRS)や摘出手術を行うという治療戦略よりも,アップフロントでSRSを行った方が,4年後の腫瘍コントロールが良いことが明らかになっている(文献1).では聴力に関してはどうなのか.カロリンスカ大学脳神経外科は2013年から2017年にかけて診断した最大径20 mm以下の新規の前庭神経鞘腫患者52例を,アップフロントでのガンマナイフ定位放射線治療(アップフロントGKRS群)と初期経過観察群に分けてRCTを行った.